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「知るを楽しむ私のこだわり人物伝」(教育)
『白川静 漢字に遊んだ巨人』

■第1回 神と交感する漢字  〔2月5日 22:25〜22:50〕

1970年、世間に大きな衝撃を与えた1冊の本が出版された。『漢字』である。
その内容は、2千年にわたって漢字の聖典とされてきた『説文解字』の字源解釈を覆す、驚くべき文字解釈に満ちていた。
晟大の発見はFサイj。多くの漢字の一部になっている「ロ」の字形を「クチ」ではなく、祝詞を収める卿(サイ)と解読したのである。
それによって、今まで「クチ」では解けなかった漢字の生い立ちが、まるで、もつれる糸がほぐれるように解けていった。白川さんが打ち立てた斬新な文字学の世界に誘う。

■第2回 白川静という奇蹟  〔2月12日 22:25〜2:50〕

86歳にして「字統」「字訓」「宇通』の字書三部作を完成させた白川さん。
その学問の動機は、東洋の原点の裸究だった。東洋の精神に辿り着くため、日中最古の詩集r万葉集jとr持経jの比較研究を志し、文字や言葉に込められた冥の濠味に這ろうと、終戦と同時に本格的に漢字研究を姉めた。
その説は東大や京都学派からはほとんど注目されなかったが、四半世紀にわたって撲社での講義を続けるなど、権威におもねることなく價じる道を邁進。正月3が日以外は研究室にこもり、学園紛争の全学ストライキの時でさえ、白川さんの研究宜だけは夜遅くまで明かりがついていたという。前人木到の偉業を成し遂げた反骨の学者魂に迫る。

■第3回 古代中国に呼吸する  〔2月19日 22:25〜22:50〕

東洋の精神を解明しようと文字研究に没頭した白川さん。
1928年、3千年前の古代王朝、殷の都(殷墟)が発見され、甲骨文字が刻まれた亀の甲羅や牛骨、金文が刻まれた肯銅器が大量に出
白川さんは2万片に及ぶ甲骨文をトレースし、文字に込められた真の意味を騨明せんと試みる。
結果、謎に包まれていた古代中国の姿がよみがえったという。3千年前の古代社会が声を上げて飛び出してくるような迫力に満ちた「白川文字学」の真髄に迫る。

■第4回 漢字=日本の文字革命  〔2月26日 22:25〜22:50〕

白川さん両英字研究を通して、絶えず、日本そして日本草とは何なのかを考えていた。
漢字と接した日本はまず万葉仮名を発明し、続いて音読みと副薦みを作り、さらには平仮名と片仮名をも開発。
その文字革命が松尾芭蕉の俳句など、日本人独特の芸術的な表現世界を次々と生んでいったと指摘,漢字は日本の国字であると主張した。
しかし、明治以降、日本では漢字廃止跨が本格的に講論され、戦後、漢字制限カ賓われた。これに一貫して反対し、漢字文化の復権と漢字文化を共有する東洋の回復を訴え続けた白川さんの思いを見つめる。